過払い請求を一人で行う

過払い請求を自分一人で行えないだろうか、と考える人もいるかもしれません。これについては、結論からいえば、一人で行うこともできます。実際に一人で行った事例もあり、それで過払い金を取り戻すことができた事例もあります。しかし、誰でも成功するとは限りませんし、一人で請求する難しさや、注意点、デメリットなどもあります。

もし一人で行うなら、そうした特長を調べたうえで行ったほうがいいでしょう。ここでは、自分で過払い請求するときのデメリットと注意点についてご紹介します。まず、返還請求の難関となるのは取引履歴の開示です。これは自分が借りた貸金業者に対して行うものですが、借入と返済に関わるこれまでの取引の履歴を情報公開させることをいいます。

この情報を見ながら過払いの有無を確認したり、金利の引き直し計算を行うわけですが、この情報公開に積極的に応じないところがあるなど、スムーズにオープンさせることが難しいのです。もちろん、取引履歴を開示請求することは債務者の当然の権利として認められているのですが、ここで業者はいろいろな理由をつけて開示しないようにしようとするのです。そこは法的な知識と交渉術をもって相手を説得するしかありませんが、この交渉を一人で行うのは簡単ではありません。膨大な時間がかかることもありますし、今の生活の多くを犠牲にしなければならないこともあります。

それができるかどうか、ここが一人で過払い請求を行えるかどうかのポイントになります。

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